2014年10月19日(日)

花卉業界の様々な取り組み

どの業界にも1年に1回程は
大きな展示会というのがあるかと思います。
花卉業界も「国際フラワーEXPO」という展示会があります。

今年は10月15日(水)~17日(金)までの3日間
幕張メッセで、「国際ガーデンEXPO」や
「国際道工具・作業用品EXPO」と並んで
開催されていました。

国際フラワーEXPOには、
花卉が消費者に届くまでに関わる一連の関係
企業、行政、団体などが勢揃い。

育種企業、切り花/園芸の生産者さん、
切り花をパッケージ化して出荷する機械製造会社さん等々・・。

東京ドームの2.6倍あるという会場。
どのブースもとても興味深く、
あちこちのブースに立ち寄り
話を聞きながら、とても有意義な時間を過ごしました。

今回は先日お世話になった
青森のりんご農家さん赤石さん達が
「GREEN あっぷる」というブースを出展されていました。
赤石さんのHP

今までは食用のりんごを作られてきたりんご農家さんが
なぜフラワーEXPOに・・??
甘い美味しい食用のりんごを作り出すために
間引きをします。
その間引きした小さなりんごを、いける/アレンジメントに
いかせないか・・を考えつかれて初出展されました。
※詳しくは別のブログにて!

ご飯をご一緒させて頂き、
姫りんごのお土産まで頂戴しちゃいました!

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お教室やイベントを開催していると、
「先日かったお花がすぐに枯れてしまった・・・」
「残念なお花にあたるとすぐに枯れちゃうから・・買わなくなった・・」という
寂しいお声も耳にします。

花卉大国・オランダでは、
日持ち保障制度の構築などが進んでいます。

日本も数年前から農水省を中心に有識者が集い、
日持ち制度保障等々の検討がされてきました。

そしてつい先日、
2014年10月15日『日持ち性向上対策「品質管理認証の要件」』が定まりました。

一言で言うならば、
生産、流通、小売り、一丸となって
お花の日持ちを向上させていこうという取り組み。
(各段階でお花を日持ちさせるために「何をするべきか」が記載されており、
点数化できる仕組みです)

の取り組みに関するブースなども出展されていたりと
花卉業界に関する取り組みを垣間見ることができるひとときでした。

買ったら少しでも長くそのお花を楽しむことができるように
これから花卉業界として前進していくことと思います。

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日本各地から花の生産者さんも出展されていて・・。
いけてみたいお花、実際に訪れてみたい土地を
たくさんみつけました。

お教室やイベントで随時、
ご紹介していきたいと思っています。